中：私は介護職の経験が長いのですが、これまで勤務してきた居宅介護事業所ではお看取りに対応していなかったので、お世話をしてきた方の最期に関わることができなかったんです。最期までご利用者さんに寄り添いたいという思いを叶えられたのが昌健会でした。

吉原：私の場合は、まず診療のお手伝いをするサポートスタッフ（ＳＳ）として入所しました。介護の現場を経験したいと思い、半年前から介護スタッフとして働いています。まだ子どもが小さいので、今は朝8時半から11時半までの午前中の勤務です。

中：朝の忙しい時間に入ってもらえるから助かっています。それぞれ家庭の事情があるなかで、スタッフ一人一人が働きやすいようにしたいと思っています。

吉原：スタッフ同士の仲が良く、明るい人たちが多いので、楽しみながら仕事ができます！短い時間でも先輩が丁寧に教えてくれるので、学べることは多いですね。

中：吉原さんはいつも場を和ませて、みんなの笑顔を引き出してくれているよね。

吉原：そう言ってもらえると嬉しいです。中さんには優しく指導をしてもらっています。介護の経験が豊富で、一つ聞けばあれもこれも答えを返してもらえるので、「すごいなぁ」と尊敬しています。

吉原：はじめは2人体制で、慣れるまでしっかりサポートしてもらえるので安心です。介護の経験がなくても、やる気があれば学べる環境だと思います。

中：たとえベテランの介護士でも、ここのご利用者さんへのケアは皆さん初めての経験。そのため、まずはお一人お一人の特徴を知っていただき、必要なケアを学んでほしいと思っています。

吉原：毎月、リーダーと話す機会があるので、相談しやすいのも良いところですよね。

中：あえて時間を設けて、それぞれのスタッフがどんな悩みを抱えているのか、どんな希望があるのか、一対一で話を聞くようにしています。それが円滑な介護につながっているのではないでしょうか。

吉原：希望を聞いてもらえるのはありがたいです。

中：スタッフによって介護のレベルや、習得するスピードは違うからね。得意なところを伸ばしながら、苦手なことはみんなでフォローする。そうした協力を大切にしています。また、部署ごとに任せてもらえることも多く、介護部門としてはスタッフの喀痰吸引の資格取得に積極的に取り組んでいます。